2020.11.30
<後藤映則ワークショップ「時間のかたち」>
イベントレポート
11月14(土)14:00~、現在開催中の「高松コンテンポラリーアート・アニュアルvol.09 時どきどき想像」出品作家 後藤映則さんを講師に、ワークショップ「時間のかたち」を開催しました。
後藤さんは幼いころから「動き」にとても関心があったそうです。動くってどういうこと?と考えるうちに、やがて、「動き」とは「コマ」(1瞬)の連続であり、つまり「時間」ではないかと考えるようになったそうです。
ワークショップでは、2枚の絵を素早く入れ替える(回転させる)ことによって図柄が重なって見える「ソーマトロープ」と、複数のコマ(絵)を回転させることで動いているように見える「フェナキストスコープ」を作りました。自分が描いた絵が動く様子にみんなビックリです。
その後、今度は自分の体を使って「コマ」を作りました。ひとコマずつ止まって撮影した写真をつなげると、こちらも動いているように見えました。しかも、足を動かさず滑るように移動する人や、正座したままくるくる回る等、普通ではありえないような不思議な動きばかりです。
最後に、展覧会場で後藤さんの作品を鑑賞しました。特別に作品を入れ替えながら説明をしてくれたので、作品の構造もよく分かりました。
5作家がそれぞれの「時」を表現する「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.09 時どきどき想像」は、2020年10月31日(土)~12月13日(日)まで開催しています。